遮熱シートのタープホイルは施工も簡単
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食肉用動物の体重増加に及ぼす著しいストレスの原因としてブラックグローブ効果と呼ばれる自然現象があります。

ヒートストレスとして知られている弊害を遮熱シートは阻止します。
牛乳 生産では10%の増加、受胎率25%増も知られています。ブロイラーでは体重当たりの餌の交換率が15~40%アップします。
また冬期はエネルギーの節約をもたらします。

 簡単施工のタープホイル 鶏舎の環境改善で生産性アップ

鶏の体温調節とヒートストレス(暑熱ストレス)

夏季のヒートストレスは採卵鶏の生産性に障害を与える非常に大きな要因の一つです。

ヒートストレスは、通常は舎内温度が27度以上になったときにおこります。
確かに、湿度や風速もストレス要因として影響しますが、まず第一に温度が最大の要因となります。

その要因を詳しく見てみましょう。

鶏の自己体温管理能力 

他の動物と異なり、鶏は体熱を逃がす汗腺がないため、過剰体温を下記の4つの方法で取り除いています。

1:放射
皮膚表面から空気を通して他の物体へ自己の熱を移動させる

2:伝導
自己の体温より冷たい物体(ケージ、ゴミ、板等)に触れることにより、熱を移動させる。

3:対流
取り巻く空気の流れによって自己の熱を奪わせる。

環境温度が28℃~35℃の場合は、放射、伝導、対流による熱損失で、鶏の体温維持は可能です。鶏は表皮や肉垂の血管を拡張し、体熱を表皮面へ運び放射、伝導、対流による熱発散を促進させます。

床飼い鶏は鶏舎の涼しい場所を探し、伝導、対流による熱損失を促進する為、ゴミの中に穴を掘ります。また、羽を広げて体の表面積を増やし対流による熱損失を促進させます。

これに対し、ケージ飼いの鶏はヒートストレスにさらされがちになります。涼しい場所を探すことや羽を広げることがが出来ないケージの中では伝導・対流による体温調整が困難だからです。環境温度が鶏の体温である41℃に近づくと、この体温調節のメカニズムは効率がひどく落ちてきます。

 限界体温

鶏が死にいたる限界体温は47℃です。環境温度が鶏を死に至らしめるほど高くなくても、すなわち47℃以下でも代謝による熱量は常に発生し体内に蓄積されているので、次第に体温は限界温度に達します。

鶏自身の体熱をいかに早く拡散できるかどうかに関係する
環境温度はとても重要なポイントです

では、次にヒートストレスが及ぼす様々な影響について見てみましょう。

ヒートストレスの影響

高環境温度が鶏に及ぼす主たる影響の一つは、餌の消費量の減少です。
食欲の減退により、鶏は必要なエネルギーを餌から確保することができなくなります。すると鶏は餌から摂取するプロテインや炭水化物の消化/代謝より少ない熱量の体脂肪をエネルギー源として消費するようになります。餌の摂取量の減少は必要な栄養素の不足を招き、急激に鶏の生産性に影響を及ぼします。

成長期にある鶏には発育遅延がおこります。
採卵鶏では、卵の大きさが小さくなり、そして卵産率、卵殻質も低下します。
飼育農家では、高環境温度は受精卵の孵化率の低下や、雄鶏の繁殖力の低下といった影響がでます。

損失をもたらすヒートストレス要因

1.鶏舎内の最大温度
2.高気温の継続期間
3.空気中の相対的温度差
4.空気中の相対湿度

 二次的弊害

鼻腔は、呼吸器系に入る空気からホコリやバクテリアを濾過する機能がありますが、鶏がパンディング(口を開いて呼吸をすること)を行うと、このシステムをとばしてしまう事になりバクテリアの二次感染の危険が増えることになります。

ヒートストレスが卵殻に及ぼす影響

採卵鶏へのヒートストレスは、卵殻が薄くなる現象として現れます。
体温が高くなってくると、鶏は呼吸器による体熱放射機能として、パンディングを開始します。しかしこのパンディングにより、肺を介して血液中の二酸化炭素を過剰に放出することになり、血液中の酸と塩基のバランスが崩れ、血液はアルカリ性に傾きます。これは、呼吸性のアルカロージスといわれており、鶏体内での一種の複合した生化学的相互作用であって、それによって血液中のカルシウムレベルと重炭酸塩レベルの現象を招くことになります。その結果、卵殻形成に必用な重炭酸カルシウムレベルの低下が起こり、卵殻が薄くなります。
左記の表は、愛知県岡崎市における2004年、7月・8月の鶏舎内の最高気温の変化です。

このデータからも、いかに鶏が高い環境温度にさらされているかがわかります。

ではどうすればよいのでしょうか?

気象庁アメダスデータ
ヒートストレスを減少させる鶏舎設計が重要です

その対策としては、まず、鶏舎内温度をさげることですが、舎内温度はいくつかの要因によって左右されます。その一つは、当然外気温の変動です。外気温が35℃で、舎内を冷却していないとすれば、舎内温度は少なくとも35℃になるはずです。
しかし、残念ながら舎内温度は鶏の体熱により外気温より必ず高くなります。
鶏自身が常に放熱していることは、すでに前にも述べたとおりです。したがって、たとえば夏に飼育密度を低くすることは、鶏舎内の熱の蓄積を軽減することに役立ちますが、これは多くの場合、通常は経済的理由により実行できる方法とは言えません。

酷暑対策

外気温より舎内温度が高くなるもう一つの要因は、太陽光線が鶏舎の屋根や壁に当たることにより発生する輻射熱が増加することです。太陽のエネルギーは、鶏舎外表面に当たることによって物質中で熱に変わります。次いで、その熱が鶏舎内に輻射されることにより鶏や舎内設備などが温められます。
この輻射熱の増加を減少する方法が遮熱による断熱ですこれは屋根や壁の表面の熱が舎内へ伝導する割合を少なくするのに役立ちます。

タープホイルは放射熱を97%反射しますので、遮熱による断熱効果はバツグンです。

4:水分の蒸散
上記の様な状態になると、呼吸器系からの水分の蒸散が鶏の熱発散の主体になります。
水1グラムの蒸散では個体維持エネルギー540カロリーが消費されます。鶏はパンディング(あえぎ呼吸)、呼吸亢進で気化冷却を促しますが、パンディングがうまく行われない場合は体熱の発散は行われなくなり、それによって体温は上昇し、結果として鶏は死に至ります。

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 簡単施工のタープホイル 豚舎の環境改善で生産性アップ

養豚に対するヒートストレス(暑熱ストレス)

熱帯や亜熱帯、あるいは夏季の気候がそれらに匹敵する地域は豚にとっては快適な温湿範囲ではありません。これらの環境温度は豚を死に至らせるほどのものではありませんが、肥育豚(肉豚)の成育不全や繁殖豚の出生率の低下を招きます。

アメリカ・フロリダ大学
食品農業科学研究所
報告書より抜粋

表1は屋内で飼育されている豚の最適温度を表しています。

一般的には、豚の年齢があがり、体重が重くなるにつれて、その快適温度は低くなっていきます。その為50kg以上の成長しきってしまった豚、懐妊したり、授乳期である雌豚、または繁殖用の雄豚は、よりヒートストレスの影響を受けます。

これらの豚は約20℃でヒートストレスを感じ始めます。27℃以上の気温が2日から4日続くと、気温を下げて快適な温度が与えられない場合は、成育や出生率に大きな影響がでてきます。

生育段階
快適温度(℃)
望ましい温度(℃)
新生豚
35
32~38
若豚(2-5kg)
30
27~32
若豚(5-20kg)
27
24~30
青年豚(20-55kg)
21
16~27
成豚(55-110kg)
18
10~24
懐胎豚
18
10~27
授乳期の雌豚
18
13~27
繁殖期の雄豚
18
10~27
表1

 豚のヒートストレス対処法

豚は2つの方法でヒートストレスの影響を最小限に抑えています。

1:熱の放散を高める
熱の放散を高めるために、豚は床のような冷たい物質に腹ばいになったりして、より多くの体の表面積が触れるようにします。
また、呼吸数を増やし(パンディング)、熱の放散を促します。
呼吸率が上がると、肺への空気の出入りも増えます。空気の流入の増加は肺からの水分の蒸発も増加させます。
豚はこのようにして蒸発冷却を行い、体温を低下させます。人間は汗をかくことにより、蒸発冷却をおこないますが、豚は汗をかきません。

2:新陳代謝による熱生産量の引き下げ
新陳代謝とは、食物を食べ、消化し、栄養素を吸収することによって熱量を得ることですから、この代謝により、熱量を下げるのであれば、当然豚は食事を減らすことになります。その結果、豚の成育は悪くなり、授乳期の雌豚も母乳の出は低下します。

 ヒートストレスの影響

表2
気温
量(kg/日)
増加体重(kg/日)
食餌/増加体重(kg/kg)
15
3.2
0.79
3.99
20
3.2
0.85
3.79
25
2.6
0.72
3.65
30
2.2
0.45
4.91
35
1.5
0.31
4.87
28日間にわたる観察開始時の1頭あたりの平均体重は70kg
平均相対湿度:50%

成長期以上(25-110kg)の豚に見られるヒートストレスの顕著な症状は食餌量の低下です。
表2参照

成豚では、気温20℃を超えると食餌量が減ってきます。食餌量が低下すれば、日々の生産量も低下します。

30℃を超えると、飼料効率も悪くなります。
成長期にある豚(25~50kg)は、成豚ほどの影響は受けませんが、それでも30℃を超えるようになると生産性に影響が出始めます。

ヒートストレスはまた、豚の繁殖成績にも悪影響を及ぼします。

27℃を超えると雌豚はその影響を受け、発情がさまたげられたり、あるいは発情期の遅れや、受胎率の低下、初期段階での胚死亡といったことが起こります。(表3参照

29℃を超えると雄豚の精子生産量減少や、精子の質が低下してきます。さらに、そのような状態が4~6週間続くとその後状態が緩和されても、その影響が少なからず残ってしまいます。この影響がなくなるまでは6週間ほどかかります。(表4参照

項目
26~27℃
30℃
33℃
雌豚の数
74
80
80
発情期にある雌豚の数
74
78
73
発情休止の雌豚の数
発情期に戻った雌豚の数
妊娠した雌豚の数
67
67
62
受胎率(%)
90
85
78
表3
表4
フロリダ大学・食品農業科学研究所の報告書からもわかるように、酷暑といわれる日本の夏に、肥育豚や繁殖豚が受けるヒートストレスは大変なもと思われます。

鶏のヒートストレスでも述べられているように、ヒートストレスを減少させることが重要なポイントとなります。フロリダ大学・食品農業科学研究所は報告書の中で、適切な断熱を行うことは有効な手段であると言っています。

特に閉じ込め型の飼育がなされている場合には、屋根や天井には、太陽熱の蓄積の減少に役立つ断熱が望ましいと述べられています。

タープホイルは放射熱を97%反射しますので、太陽熱を蓄積させません。
また、タープホイルは施工も簡単ですので、手軽に断熱効果を得る事が可能です。

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